2017年 03月 06日
食べたヒアルロン酸は吸収できるか
局所の投与で効果があるなら…
ヒアルロン酸が、美容や健康に有効な物質であることは、かなり以前から知られていました。
事実、すでに化粧品の保湿剤として、あるいは医薬品(表参照)としてヒアルロン酸が使われ、大きな成果をあげています。
しかし、化粧品にしても、医薬品にしても、皮膚や関節といった局所の利用にすぎません。局所の投与で効果がみられるなら、ヒアルロン酸を「食べて」全身に補えば、さらに有効であることは容易に想像できます。
では、なぜいままで「食べる」ヒアルロン酸が注目されなかったのでしょう。
食べるヒアルロン酸で大きな効果が
実は、ヒアルロン酸を口からとっても腸から吸収できないと考えられてきました。なぜなら、ヒアルロン酸は、前にのべたように分子量が六〇~八〇〇万という、非常に大きな物質だからです。
ところが、私たちがヒアルロン酸を高濃度に含む健康食品を使って行なった臨床試験では、従来のそうした常識をくつがえす結果が得られました。
ヒアルロン酸の健康食品を実際に食べた人のなかから「体調が良くなった」「肌が若返った」「関節の痛みがやわらいだ」といった声が数多く聞かれはじめたのです(二章、三章参照)。
これはまぎれもなく、口からとったヒアルロン酸が、腸からしっかり吸収されている証拠です。
腸から吸収された食品由来のヒアルロン酸は、おそらく体のなかで人体用のヒアルロン酸を作る材料として各組織へ届けられ、さまざまな効果を発揮するものと考えられます。
※図省略
by beauty-moisture
| 2017-03-06 08:48
| 美肌づくりと関節痛の緩和に ヒアルロン酸