2017年 03月 17日
がんの予防に最適の食品
スクワレンは、がんの発生を防ぐうえでも大変有効であることが、海外の研究者によって複数報告されています。
例えば、大腸がんの予防効果を示した次のような研究があります。
ラットにスクワレンを1%混ぜたエサを2週間与えたあと、アゾキシメタンという発がん物質を皮下注射しました。
通常、アゾキシメタンを皮下注射すると、大腸に異常腋窩巣と呼ばれる、いわば「大腸がんの芽」のようなものが発生します。
実際に、ラットが死亡したあと、大腸を調べてみると、スクワレンを与えなかった対照群のラットの大腸には、異常腋窩が多く発生していました。
一方、スクワレンを与えていた群のラットの大腸では、異常腺窩の数が対照群にくらべて46%も少なかったのです。
肺の腫瘍の発生数が半分以下に
また、別の研究者は、肺腫瘍を誘発する発がん物質を使って、スクワレンの食効を調べています。
その結果、スクワレンを食べさせていたマウスは、そうでないマウスにくらべて肺腫瘍の発生数が58%低下し、肺の過形成は70%まで減少したと報告しています。
皮膚がんの予防にも有効
さらにもう1つ、あらかじめスクワレンを与えておいたマウスは、発がん物質(ベンツピレン)を皮膚に塗布しても、がんの発生が完全に阻止されたというデータもあります。
がんに対する決定的な治療法が確立されていないなか、スクワレンのような副作用の心配がほとんどない天然の食品で、がんの予防効果が確認されたことは大いに注目されます。
by beauty-moisture
| 2017-03-17 06:46
| スクワレンで抗加齢とデトックス