カテゴリ:プラセンタ療法と中医学の調整作用( 4 )

不妊や子宮筋腫にも有効

不妊が改善し約1年後に妊娠
 34歳、女性。以前より生理痛があり、生理周期は32日とやや長く、高温期が短く、経血も少なく、塊も出るとのことでした。
 加えて、生理前になると、イライラしたり落ち込んだりといった月経前緊張症が現われ、また結婚後5年を過ぎても妊娠の兆候はありません。
 そこで、2週間に1回、プラセンタの皮下注射を開始しました。その結果、2ヶ月後に月経前緊張症のイライラ、落ち込みが改善し、また6ヶ月後に生理痛が消失しました。
 そして、1年後には高温期も安定し、1年2ヶ月後に待望の妊娠を果たしました。

子宮筋腫の縮小が認められた
 46歳、女性。以前より、直径10㎝ほどの子宮筋腫を指摘されていたとのことです。子宮筋腫は経時的に増大しており、手術も勧められていましたが、可能な限り漢方薬などを中心とした自然療法でやりたい、また高血圧(降圧薬内服中)も何とかしたいということでした。
 当初、漢方薬で治療し、疲労感などの全体的な体調は改善してきましたが、子宮筋腫は増大を続けました。
 よって、初診後半年が経過した頃より、プラセンタのツボ注射(三陰交、血海、足三里など)を2週間に1回、開始したところ、徐々に縮小し始め、さらに半年後の婦人科の触診では、明らかに縮小が指摘されました。
 現在も治療継続中ですが、子宮筋腫は縮小したまま閉経を迎えました。

※図省略



プラセンタ療法と中医学の調整作用
プラセンタ療法と中医学の調整作用


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by beauty-moisture | 2017-02-28 09:55 | プラセンタ療法と中医学の調整作用

五行のそれぞれの特性
 五行説では、すべての事物を「木・火・土・金・水」の五つに区分しますが、これは言い換えれば、「五行」と呼ばれる、これら五つの根源的要素から万物は生成されるということです。その五行には、それぞれ次のような特性があります。
◦木…①曲直、②動きやすい、③伸展を好む。⇨木は曲直で、動きやすく、すくすくとした伸展を好む。
◦火…①炎上、②温熱。⇨火の特徴で、火は上に昇る傾向にある。
◦土…①物を載せる、②生長変化。⇨大地(土)はすべてのものを載せている基盤であり、すべてのものに栄養を与える生長変化の源である。
◦金…①発声、②粛殺(厳しい秋気が草木をそこない枯らすこと)。⇨金属は叩けば音がする。
◦水…①寒冷、②下流、③物を潤す。⇨水の特徴である。

助け合い、抑制し合うのが五行
 また五行には次のような「相生」と「相剋」の関係が存在します。

◎相生関係
◦木は火を生じる(木は燃えて火を 生じる)
◦火は土を生じる(燃えたものが土 となる)
◦土は金を生じる(堆積した土の中 から金属が生まれる)
◦金は水を生じる(金属に水滴がつ く)
◦水は木を生じる(水は木の栄養と なる)

◎相剋関係
◦水は火を制す(水は火を消す)
◦火は金を制す(火は金属を溶かす)
◦金は木を制す(金属は木を切り倒 す)
◦木は土を制す(根を土に深く張り 養分を奪う)
◦土は水を制す(土によって水を堰 き止める)
 それぞれの特性をもつ五行は、この二つの関係によって、常に抑制し合い、助け合いながら、互いに調和を保っています。
 それにより森羅万象、この世界のすべてのものが一定の規律と秩序の中で運動し、変化していく、というのが五行説的な宇宙観といえるものです。



プラセンタ療法と中医学の調整作用
プラセンタ療法と中医学の調整作用



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by beauty-moisture | 2017-02-27 09:48 | プラセンタ療法と中医学の調整作用

中医学から見た二つの特長
 中医学では鍼灸と生薬が主な治療法ですが、その中医学から見て、なぜプラセンタ療法は効果があるのか。このことに関しては、プラセンタに備わる二つの特長をあげることができます。
 一つは、すぐれた生薬としてのさまざまな特性、もう一つは「陰陽」のバランスを整える作用です。中医学では、プラセンタ療法の有効性はこの二つの特長に由来すると考えます。
 そこで、本章では生薬としての特性について、次章では、中医学の思想的背景との関連の中で、陰陽のバランスを整える作用について述べていくことにします。

『本草綱目』にもその名がある
 洋の東西を問わず、紀元前の昔から、薬として使用されてきたと伝えられるプラセンタは、さまざまな文献に登場します。
 その中で最も詳しく書かれているのは、中国・明時代の『本草綱目』(李時珍、1596年)です。この書物は52巻から成り、最後の人部(ヒト由来の生薬の項目)第52巻に、「人胞」の名で収載されています。
 別名としては、胞衣、胎衣、紫河車、混沌衣、仏袈裟、仙人衣といった名称が記載されており、これらの中で、「紫河車」という通称が最も一般的になりました。
 ちなみに、日本では紫河車と呼ばれていました。
 また、プラセンタの品質に関して、初産の子供や健康な産婦のもの、および紫色のものがよいとの記述も見られます。
 さらに『本草綱目』には、唐時代の『本草拾遺』(陳蔵器、739年)という書物の中に、すでに生薬として記載されているとあります。
 しかし実際には、唐時代にはほとんど使われず、使用されるようになったのは元時代(1271~1368年)からであり、医師の朱丹渓がその効果を謳うようになり、続いて呉球が、大造丸という紫河車が入った処方を創始してからである、とも記されています。



プラセンタ療法と中医学の調整作用
プラセンタ療法と中医学の調整作用



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by beauty-moisture | 2017-02-26 13:17 | プラセンタ療法と中医学の調整作用

フィラトフの「生物原刺激素説」
 プラセンタの効果については、いくつかの仮説が存在します。
 たとえば、「胎盤埋没療法」の開発者である、旧ソ連オデッサ医科大学のフィラトフ博士(1875~1956年)の「生物原刺激素(Biogenic Stimulator)説」があります。
 眼科医の博士は、角膜移植において、2~4℃で3昼夜保存の角膜が、新鮮な角膜に劣らぬばかりか、むしろより良好なことを発見しました。
 その後、この方法でウシの脳下垂体、副腎、甲状腺、そして胎盤などを皮下に埋め込む治療(埋没療法)を施したところ、特に全身に効果が認められたのが胎盤でした。
 生物原刺激素説とは、「生体から切り離された、ヒトまたは動物や植物の組織は、不利な、しかし組織を死にいたらしめるほどではない環境下におかれると、組織の生命を維持するための物質を形成する。
 この物質を生物原刺激素と定義する。そして、これが病める生体に導入されると、その生体反応を高め快復に導く」というものです。

「成長因子の活性化」説
 プラセンタは、24種類の成長因子を含んでいます。これらは細胞の増殖を促進し、組織や臓器の修復・再生などの働きをする物質ですが、製造過程で壊れてしまうため、注射剤やサプリメントなどには含まれません。
 そこで最近では、成長因子を含まなくても、注射剤などが体内の成長因子を活性化するように作用し、それが病気治療につながるという説も唱えられています。


プラセンタ療法と中医学の調整作用
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by beauty-moisture | 2017-02-25 12:22 | プラセンタ療法と中医学の調整作用