カテゴリ:更年期障害、疼痛、美容にプラセンタ療法( 4 )

更年期障害を緩和する

女性を悩ませる不快な諸症状
 月経がなくなる閉経の年齢には個人差が見られます。日本人女性の平均としては五〇歳頃です。一般に閉経後にくるものが更年期と思われているようですが、実際は閉経前後の約一〇年間を指します。
 この時期に、日常生活に支障をきたすほどのさまざまな不快症状が現われてきた場合を更年期障害と呼びます。
 その具体的な症状としては、顔や上半身のほてり、のぼせ、発汗などの血管運動性障害や、不眠や憂うつ、イライラなどの精神神経症状などのほか、肩こり、頭痛、腰痛、関節痛、手足のしびれなどと実に多岐にわたります。これらの症状が重なって現われる場合も多く、大変な苦痛をもたらすといえるでしょう。
 更年期障害は、エストロゲンという女性ホルモンの卵巣からの分泌低下や停止に加え、ストレスを受けやすい性格や生活環境などといった精神的、環境的要因が原因となって、自律神経に変調をきたすことで引き起こされます。症状の重さには個人差がありますが、それは体質などのほか、こうした精神的、環境的要因も関与しているからです。

内服剤、サプリメントも効果的
 更年期障害の治療における基本的なプラセンタ療法は、通常のプラセンタ注射(皮下または筋肉)です。それでも効果が薄いときには、プラセンタのツボ注射を行ないます。
 更年期障害の緩和には、プラセンタのもつ、ホルモンを調整する内分泌調整作用や、自律神経のバランスを調整する自律神経調整作用などが役立っていると考えられます。
 更年期障害の治療では、プラセンタを用いる注射については健康保険が適用される場合があります。詳細に関しては受診される際に医療機関にお問い合わせください。
 さらに、これに加え漢方薬を併用する場合もあり、このような治療法は、更年期障害以外の疾患についても当てはまります。
 内服剤やサプリメントには注射剤ほどの即効性はありませんが、継続的な摂取により更年期障害の緩和効果を期待できます。



更年期障害、疼痛、美容などにプラセンタ療法
更年期障害、疼痛、美容などにプラセンタ療法



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by beauty-moisture | 2017-01-27 15:56 | 更年期障害、疼痛、美容にプラセンタ療法

プラセンタならではの薬理作用
 プラセンタのさまざまな薬理作用のうち、主なものは次のとおりです。

・自律神経調整作用……自律神経のバランスを整える。
・内分泌調整作用……ホルモンを調整する。
・免疫賦活作用および免疫調節作用……免疫力を強化するほか、その働きを正常に保つ。
・基礎代謝向上作用……基礎代謝を活発にし、細胞や臓器などの働きを高める。
・抗炎症作用……炎症を抑える。
・強肝、解毒作用……肝臓の働きを強化し、解毒作用などを高める。
・活性酸素除去作用……活性酸素による酸化を防ぐ。
・血行促進作用……血液の循環を改善する。

 実に幅広い薬理作用を発揮することが見て取れます。

多様な疾患に効果がある
 プラセンタについては、多岐にわたる疾患に効果を示すとの報告が多々あり、私自身の臨床経験でも、以下のような疾患などに有効性が認められました。

・アレルギー疾患……アトピー性皮膚炎、気管支喘息、花粉症など。
・産婦人科疾患……更年期障害、乳汁分泌不全、生理痛など。
・自己免疫疾患……関節リウマチなど。
・肝臓疾患……肝炎、肝硬変など。
・精神神経疾患……うつ病、自律神経失調症、不眠症など。
・整形外科疾患……肩こり、腰痛、ひざ痛など。
・がん治療によるQOLの低下
・肌の老化……肌荒れ、乾燥肌など。

 なぜ、効果があるのか、という問いに対する明確な答えは、現在のところ見つかっていません。しかし、前述のような薬理作用が総合的に働いての結果だとはいえるでしょう。
 例えば、交感神経(緊張させる神経)と副交感神経(リラックスさせる神経)のアンバランスによる、自律神経の変調がかかわる更年期障害などにプラセンタが有効なのは、そのアンバランスを改善するように自律神経調整作用が働いているためと考えられます。


更年期障害、疼痛、美容などにプラセンタ療法
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by beauty-moisture | 2017-01-26 12:59 | 更年期障害、疼痛、美容にプラセンタ療法

受精後一三週頃に完成
 プラセンタは、母体内でどのようにしてつくられるのでしょうか。
 簡単にいいますと、まず受精後一週間ぐらいで子宮内壁に着床した受精卵の表面から、無数の絨毛が伸びてきます。そして、それらのうち着床面の絨毛だけが成長して子宮内壁と結合し、それがプラセンタへと形成されていくのです。受精後一三週頃には完成し、前項で示したような大きさにまでなります。

さまざまな臓器の機能を代行
 胎児には、その発育に必要な肺や肝臓など各種臓器の機能が、まだ十分に備わっていません。そこで、プラセンタが次のような作用を代わりに行なっているのです。

・呼吸作用(肺の機能)
・代謝・解毒作用(肝臓の機能)
・排泄作用(腎臓の機能)
・内分泌作用(脳下垂体・卵巣の機能)
・免疫作用(脾臓の機能)
・消化作用(小腸の機能)

 プラセンタが「万能の臓器」と呼ばれる所以です。

直接混じらない母親と胎児の血液
 プラセンタ内では、酸素や栄養素などは母親の血液から胎児の血液へと送られ、炭酸ガスや老廃物はその逆の流れをたどります。
 このとき、母親の血液は絨毛間腔を満たすのみで、絨毛内の胎児血管を循環する胎児の血液とは直接には混じり合いません。そのため、両者の血液型の違いによる拒絶反応は起きず、また母親に異常があっても胎児は保護されるのです。



更年期障害、疼痛、美容などにプラセンタ療法
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by beauty-moisture | 2017-01-25 09:14 | 更年期障害、疼痛、美容にプラセンタ療法

胎児と母親とを結ぶ臓器

妊娠中につくられる臨時の臓器
 「プラセンタ」(Placenta・英語)とは、まえがきでも触れたように「胎盤」のことです。もともとはラテン語で、「お菓子(ケーキ)」を意味する言葉です。ヒトの胎盤の形状が円盤状で、平たいホットケーキに似ていることから、こう呼ばれるようになったといわれます。
 プラセンタは胎児を守り、育てるために妊娠中につくられる一時的な臓器で、出産によりその役目を終えると体外に排出されてしまいます。
 ヒトの場合、卵子と精子の出合いにより生まれた、直径〇・一㎜ほどの一個の受精卵が約二八〇日後の出産時には、体重三~四㎏、体長約四〇㎝の胎児へと成長します。プラセンタも同様に成長し、直径約一五~二〇㎝、厚さ約一・五~三㎝、重さ約五〇〇gにまでなります。

胎児の発育を支える
 プラセンタは胎児とへその緒(臍帯)でつながり、その中を血管が走っており、母体の中にあって、まだ人間の体として一本立ちしていない胎児と母親を結んでいます。
 そして、妊娠の期間中、胎児に必要な酸素や栄養素の供給を仲立ちし、まだ発展途中の胎児の内臓に代わって消化や排泄をしたりします。
 また、ホルモン分泌を行なったり、病気にかかりにくくするための免疫を与えるなど、胎児がおなかの中で健やかに成長するために、実にさまざまな働きを担っています。
 まさに生命の源といえるプラセンタの働きについて、次項でもう少し詳しく見てみることにしましょう。



更年期障害、疼痛、美容などにプラセンタ療法
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by beauty-moisture | 2017-01-24 11:31 | 更年期障害、疼痛、美容にプラセンタ療法