コラーゲンは単なる美容液ではない

体全体の健康増進に役立つ
 この章では、魚のウロコの主成分の一つであるコラーゲンの基本的な働きを紹介していきます。
 コラーゲンの名はご存じの方も多いでしょう。それはおそらくコラーゲン配合の化粧品が多く出回っているためと思われます。しかし、コラーゲンは単に美容液として優秀なだけでなく、われわれの体全体の健康増進に役立つ、実にさまざまな効能を秘めています。まずは、コラーゲンとは何かという点から探ってみましょう。

特徴的な「三重のらせん構造」
 私たちの体は、水、脂肪、無機質、たんぱく質の四つの物質で作られています。このうち、水に次いで多いのがたんぱく質で水を除くと体の七〇%をたんぱく質が占めています。人体内のたんぱく質は、およそ五〇〇万種にのぼりますが、その約三分の一を占めるのがコラーゲンです。
 コラーゲンは、たんぱく質のなかでも極めて異質の存在です。まず第一に、多くのたんぱく質が球状であるのに対し、コラーゲンは細長い線維状をしています。しかもその様子を電子顕微鏡で見ると、三本の鎖(アミノ酸がつながったポリペプチド鎖)が絡み合った三重のらせん構造になっています(図参照)。

細胞と細胞をつなげる足場の役目
 コラーゲンのもう一つの重要な特徴は、「細胞の外に存在する」ことです。ほかのたんぱく質はすべて細胞のなかに存在しますが、コラーゲンは細胞の外側にあって、細胞と細胞をつなげる足場のような役目をしています。レンガ壁に例えるなら、細胞というレンガのすき間を埋めるセメントにあたるのが、コラーゲンです。
 コラーゲンが、生体を支える〝構造たんぱく質〟と呼ばれるのはこのためで、コラーゲンがなければわれわれの体はバラバラになってしまいます。



美容と若返りにコラーゲンとアパタイト
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by beauty-moisture | 2017-02-02 09:32 | 美容と若返りにコラーゲンとアパタイト