からだの働きを円滑にする「潤滑油」

コンドロイチン硫酸の基本的な働き
 ムコ多糖には、酸性のものと中性のものがあります。このうち、コンドロイチン硫酸は酸性ムコ多糖に属し、酸性であるためにマイナスに強く荷電しており、それがコンドロイチン硫酸の生理作用、薬理作用に大きく寄与していると考えられています。
 酸性ムコ多糖、すなわちコンドロイチン硫酸の基本的な働きとして現在までに示されているのは次の十項目です。
①体内の水分量のコントロール
②細胞を出入りする物質の調節
③骨の形成を助ける
④傷をすみやかに治す
⑤細菌の感染を防ぐ
⑥関節組織の円滑化
⑦血中脂質の改善、
⑧血液凝固の抑制(弱)
⑨血管新生の調節
⑩目の透明度を維持する
 酸性ムコ多糖には、コンドロイチン硫酸の他にヒアルロン酸やヘパリンなどがあります。しかし、前記の①~⑩の作用をすべて兼ね備えているのはコンドロイチン硫酸だけです。
 また、生体内分布の広さもコンドロイチン硫酸は飛び抜けており、からだのあらゆる組織に存在して、その働きを円滑にする潤滑油の役目を果たしています。

体内の含有量は20才頃を境に減少
 ところが、体内のコンドロイチン硫酸は年令を重ねるごとに徐々に減少していきます。これは、からだの中で合成されるコンドロイチン硫酸の量が減るためですが、60才を過ぎると、20代の頃の約4分の1にまで合成能力が落ちるともいわれます。
 コンドロイチン硫酸が不足すると、からだはまさに油切れの機械のように、きしみはじめます。細胞レベルから総崩れになって老化が進むほか、さまざまな病気が引き起こされてきます。特に、からだの中でもコンドロイチン硫酸が多く含まれる軟骨や腱、大動脈、心臓弁膜、骨、皮膚などのダメージは甚大です。加齢につれて関節の痛みや骨の老化、動脈硬化、肌のおとろえが生じてくるのはこのためです。
 いつまでも病気を寄せ付けない若々しい肉体を保つには、毎日の食生活の中でコンドロイチン硫酸の豊富な食品(47頁参照)を積極的に補給していくよう心がけたいものです。



痛みを抑え美肌を保つコンドロイチン硫酸
痛みを抑え美肌を保つコンドロイチン硫酸




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by beauty-moisture | 2017-03-01 09:37 | 痛みを抑え美肌を保つコンドロイチン硫酸