美容と健康のカギを握る「ムコ多糖」

ヒアルロン酸はムコ多糖の代表
 ヒアルロン酸が存在する細胞外マトリックスについて、もう少し詳しくみてみましょう。
 細胞外マトリックスは、コラーゲン(線維状たんぱく質)と糖たんぱく質、そして「ムコ多糖」(20頁参照)の三つでできています。
 これらの関係を家屋に例えて説明するなら、家を支える柱がコラーゲンで、コラーゲンの柱をしっかり固定する釘の役目が糖たんぱく質、そして家屋のなかで仕事をしている住人がムコ多糖といったところです。つまり、細胞外マトリックスの働きを実質的に担っているのはムコ多糖であり、ムコ多糖の代表がヒアルロン酸です。
 ムコ多糖の「ムコ」は、ラテン語のmucusに由来し、これはネバネバした液体を意味します。一方、多糖というのは、ブドウ糖などの単糖が十個以上つながったもの。すなわち、単糖がたくさんつながった粘り気のある物質を、ムコ多糖というのです。

ムコ多糖は肥満と無縁の「糖」
 飽食の現代では、糖は、肥満を促す元凶とされています。
 しかし、糖とひと口にいってもいろいろ種類があって、肥満につながるのは、その一部にすぎません。
 多糖に限っていうと、例えば私たちの体のなかに存在する多糖は、次の二種類に分けられます。
 一つは、体の栄養源として貯えられる「貯蔵多糖」で、砂糖などを食べたときに体内でつくられるグリコーゲンがそうです。そしてもう一つは、細胞外マトリックスのなかに存在し、体の構成成分となる「構造多糖」。ヒアルロン酸をはじめとするムコ多糖は、こちらに属します。
 このうち、肥満の原因になるのは、貯蔵多糖のグリコーゲンで、構造多糖のムコ多糖は、体のなかにいくらあっても肥満につながる心配はありません。
 それどころか、ムコ多糖が体内にたくさんあるほど、骨や内臓、筋肉といった全身のあらゆる組織が充実し、不健康な肥満とは無縁の、ゆるぎない健康がつくられます。
 ムコ多糖にもいくつか種類がありますが、そのなかでも特に美容と健康を保つキーワードとして、いま最も熱い視線がそそがれているのが、ヒアルロン酸なのです。



美肌づくりと関節痛の緩和にヒアルロン酸
美肌づくりと関節痛の緩和にヒアルロン酸



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by beauty-moisture | 2017-03-05 13:34 | 美肌づくりと関節痛の緩和に ヒアルロン酸