2017年 03月 14日
深海ザメの強靭な生命力の源泉
サメの肝油に含まれている成分
スクワレンは、深海に住むサメの肝臓に含まれている油、すなわち肝油の主成分です。
サメは生命力が非常に強く、平均寿命は約70年。ときには百歳を超えて生きるものもいるといわれます。
しかも驚くことに、強力な発がん剤を溶かした水槽でサメを飼育した米国の研究によれば、8年たってもサメは発がんすることなく、結局1個の腫瘍も発生しなかったと報告されています。
サメのこうした強い生命力は、サメの体内に秘められたいくつもの有効成分の相乗効果と考えられています。サメの軟骨に豊富なコンドロイチン硫酸や、フカヒレの主成分であるコラーゲンはその代表です。
そして、深海に住むサメの肝臓に特異的に多量に含まれているもう↓つの注目成分がスクワレンなのです。
肝油中のスクワレンの役割
深海ザメの肝臓はとても大きくて、例えば、アイザメという種類の深海ザメの肝臓の重さは、体重のおよそ4分の1に及びます。そこには多量の肝油が含まれていて、その肝油の70~85%を占めているのがスクワレンです。
深海ザメの住む水深約1千mの深海は、酸素濃度がきわめてうすい過酷な世界。そうした環境でも酸欠に陥ることなく元気に泳ぎ回れるのは、スクワレンの働きによります。
すなわち、深海ザメにとってスクワレンは、大切な酸素ボンベであり、実はその働きが、私たちの健康維持にも大きく貢献してくれるのです。
by beauty-moisture
| 2017-03-14 09:01
| スクワレンで抗加齢とデトックス